空腹時のトレーニングは魅力的に聞こえます。食事の時間を取らなくていいし、カロリーの消費量も多い気がするからです。
しかし、それは有益なのでしょうか？今回は、事前に何かを食べてから運動する場合と、何も食べずに運動する場合のメリットとデメリットを解説します。
また、筋トレ前に食べておくと良い食べ物やタイミングについてもご紹介します。筋トレの効果を最大限に発揮する方法を知りたい方は、ぜひご一読ください。
空腹時に筋トレをするメリット
空腹時に筋トレをすることには、あるメリットがあります。まず第一に、食事の時間を割いて食事を用意し、それを運動前に食べる必要がないため、トータルの活動時間が短縮されます。
次に、エネルギー源が減ることで、体が活動のために脂肪燃焼に向かうのは自然なことであり、体脂肪を早く減らせることがわかります。
さらに、食事量が減ることで、体内に蓄積されたグリコーゲンが運動中に最大限に活用され、より長く、より激しい運動が可能になるという研究結果もあるようです。
空腹時の筋力トレーニングのデメリット
メリットはあるものの、空腹時の筋トレは推奨されないことが多いです。というのも、十分な燃料源がないと、エネルギー生産が不足するため、疲労を感じる時間がかなり早くなってしまうからです。
また、食事で失われたエネルギーを補給することができないため、より激しく長時間のトレーニングを行う能力も低下します。
さらに、体内の食物が少なくなるため、場合によっては、活動中に吐き気やめまいを感じることがあります。低血糖になりやすい人は、さらにその傾向が強くなるかもしれません。
筋トレ前に食べるべきもの
運動中に食べ物を摂取することで効果を得たい場合、運動前に炭水化物を摂取するのが良い妥協点です。
炭水化物はグリコーゲンに変換され、ゆっくりではありますが、持続的なエネルギー源となるからです。
とはいえ、重いものを食べると動きが鈍くなり、体内の脂肪蓄積量が増えるので、軽いものを確実に食べることが重要です。炭水化物としては、果物、オートミール、白パンなどがよいでしょう。
筋力トレーニング前の理想的な食事摂取のタイミング
筋トレの前に何か食べることは大切ですが、適切なタイミングで食べることも重要です。
一番良いのは、トレーニングの2時間前に食事をすることです。そうすることで、消化し、燃料として使用するための十分な時間を確保することができます。しかし、時間がない場合は、ワークアウトの1時間前にバナナや軽食など軽いものを選ぶとよいでしょう。
これなら、体がエネルギーとして使うのに十分なはずです。
まとめ
空腹時のトレーニングは理想的な選択肢のように思えますが、すぐに飛びつく前に長所と短所を考慮することが重要です。
この方法をとる場合、ワークアウト中に体が使うことができる唯一のエネルギー源である炭水化物を十分に食べていることを確認してください。
さらに、ワークアウト前に体が重くなりすぎたり軽くなりすぎたりしないように、開始の1～2時間前に摂取するようにしてください。
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