上半身の筋力をつけるのに最適な運動のひとつに腕立て伏せがあります。
腕立て伏せは、姿勢を良くし、体幹の筋肉を鍛え、筋持久力を高める効果もあります。
しかし腕立て伏せは一見簡単そうに見えますが、その効果を最大限に発揮するには、正しい方法で行うことが重要です。
そひて腕立て伏せの正しい方法で見落としがちなのが、呼吸法です。
この記事では、腕立て伏せの効果を高めるための呼吸法について説明します。
【解説】腕立て伏せの効果を高める呼吸法
それでは腕立て伏せの効果を高める呼吸法を、解説していきます。
1.正しい呼吸法
正しい呼吸法は、腕立て伏せを行う際に最も重要なアドバイスの一つです。
腕立て伏せの正しい呼吸パターンは、地面に向かって体を下げるときに息を吸い、押し上げるときに息を吐くことです。
この呼吸法は、筋肉に酸素を蓄えるのに役立ち、腕立て伏せの動作でより大きな力を生み出します。
また、動作全体を通してゆっくりと深く息を吸い、吐くことは、筋持久力を高めることにもつながります。
2.呼吸の保持
息止めも腕立て伏せの効果を高めることができます。
押す段階で息を止めると、より大きな力とパワーを発揮することができます。息を止めることで内圧が生まれ、体が安定し、作業量も増えます。
ただ、あまり長く息を止めすぎると、めまいや疲労の原因になりますので、注意してください。
3.コントロールされた呼吸
コントロールされた呼吸も、腕立て伏せの効果を高めるために使える呼吸法です。
早く吸ったり吐いたりするのではなく、長めの呼吸をすることで、押すフェーズでより多くのパワーとコントロールを生み出すことができます。
このような呼吸は、有酸素運動能力(疲労せずに行える運動量)を高めるのにも役立ちます。
呼吸せずに腕立て伏せするリスクとは?
今回は、呼吸をせずに腕立て伏せをすることのデメリットについてご紹介します。
1.フォームが悪化する
呼吸をせずに腕立て伏せをすることの最大の欠点は、フォームが悪くなる可能性があることです。
呼吸はどんな運動にも欠かせないもので、自分のリズムをつかみ、一定のペースを維持するのに役立ちます。
呼吸をしないとリズムが崩れ、結果としてフォームが崩れてしまいます。呼吸が乱れると、姿勢が悪くなり、怪我をする可能性もあります。
2.効率の悪さ
呼吸をせずに腕立て伏せをすることのもう一つのデメリットは、効率の悪さです。
腕立て伏せの間に呼吸をすることで、体は酸素をより効率的に充電し、利用することができます。
適切な酸素摂取がなければ、体はより早く疲労し、同じレップ数を完了するためにハードワークしなければならないかもしれません。
3.可動域の減少
呼吸をせずに腕立て伏せをすると、可動域が狭くなることもあります。
呼吸をすると、胸腔が広がり、可動域が広がります。呼吸をしないと、胸腔があまり広がらないため、可動域が狭くなります。
可動域が狭くなると、運動の効果に限界があります。
4.心肺機能の効果が限定的
最後に、呼吸をせずに腕立て伏せをすると、有酸素運動の効果が限定されることがあります。
適切な呼吸をすることは、有酸素運動の重要な要素です。呼吸をせずに腕立て伏せをすると、心肺機能を完全に働かせることができないため、結果として運動効果が低くなります。
腕立て伏せで正しい呼吸を実践するためのヒント
ここでは、腕立て伏せの際に正しく呼吸をするためのコツをご紹介します。続けて読んでみてください。
1.正しい呼吸の効果を理解する
腕立て伏せをする際には、正しい呼吸の効果を理解することが大切です。
正しい呼吸は、筋肉に酸素を供給し、より効果的に筋肉を働かせることができます。
また、呼吸は疲労を防ぎ、エネルギーレベルを維持するのに役立ちます。運動中の正しい呼吸法を知ることは、正しいフォームを維持し、ケガのリスクを軽減することにもつながります。
2.とにかく練習すれば完璧
正しい呼吸法の基本を理解したら、次は実践です。まずは数回、呼吸に集中することから始めましょう。
慣れてきたら、少しずつ回数を増やし、1セットを通して正しい呼吸ができるようにしましょう。
3.必要に応じて調整する
呼吸法に問題があると感じたら、いくつかの調整を行います。
呼吸を維持するのが難しい場合は、腕立て伏せのテンポを遅くしてみましょう。そうすることで、呼吸に集中する時間を増やすことができます。
また、自分の体の声に耳を傾けることも大切です。休憩を取りたくなったら、数回深呼吸をしてからまた始めましょう。
まとめ
腕立て伏せを行う際、呼吸法は正しいフォームで行うための重要な要素です。
正しい呼吸は、運動の効果を高め、筋持久力を向上させるのに役立ちます。さらに、息を止めること、呼吸をコントロールすること、呼吸を意識すること、これらすべてが腕立て伏せの効果を高めるのに役立ちます。
次回の腕立て伏せでは、呼吸を意識して、この記事で紹介したテクニックを使ってみてください。
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